top of page

作品交換「こもれびドレス」

Updated: Sep 22, 2021


撫子を迎えてからずっとドレス制作を続けてきたのに、

販売用ドレス制作にほぼ時間を割いてしまって

撫子の着ているドレスはいつも出来損ないの試作品だったり、

余り生地で簡単に作ったものだったり。


それどころか

販売用の染め生地が肌に色移りしないかゴシゴシこすられた事もあれば、

立体裁断のために時々すっぽんぽんに包帯ぐるぐる巻かれたり、

頻繁に脱ぎ着させるので髪の毛はボサボサ。

本当に可哀想な思いをさせてきました。



でも、

新しいブランドでは撫子はミューズ。

この子はもっと愛されなくては。

どんどん可愛くしてあげたい。

メイクしてあげたい、

ハンドメイクしてあげたい、

可愛いアクセサリー買ってあげたい、

ウィッグと靴も買ってあげたい。


と、思っていた丁度その日か次の日。

時々Twitterのタイムラインに流れてくるyou&meの紫茉さんのハンドメイク、いつも「キレイだなぁ、撫子にもしてあげたいなぁ」と思っていたのですが、やってあげたいと丁度思っていたタイミングでハンドメイクの募集をされてらっしゃって、ちょっと運命を感じてしまいました。


応募するにはポイントカードが必要だったのですが、何としてもメイクしてもらいたい!と思っていたからか、本当に光栄な事に「作品交換」というお話を頂きました。

作品交換自体初めてで、「ほんまに私と作品交換でいいんかいな」という思いもありましたが、

もう本当に・・有難いことです。


どんなイメージのドレスが良いですか?っていう私の質問に対する紫茉さんのお答えが、

「木漏れ日の妖精のような・・・」でした。

そのタイトルだけで、すごい素敵なドレスそう。

そんな素敵なドレスが私に作れるだろうか。

初めてのテーマだったので、難しいかも・・・でも楽しいかも。


という事で、「こもれびドレス」の制作過程を記しました。


デザイン画を描いて紫茉さんにご快諾いただいた後、素材探し、パターン制作に入っていきます。



使う生地は、木漏れ日の優しく柔らかい感じを出すために、オーガンジーとチュールネットを選択。


葉っぱはオーガンジーを「みやこ染」のポリエステルダイ・ライトグリンでグラデーションに染めました。(グラデーションを強く出さなかった事が反省点です)


すでに葉っぱをくり抜いた後ですが・・・

どれが一番可愛いか、試作して決めます。



ほつれ止めの目的で染めた生地を糊付けし、葉っぱ型にカットしていきます。



葉脈を刺繍し、同時に本体ドレスへ縫い付けていきます。




こもれびの光のキラキラも出したかったのと、可愛いから捨てれないって気持ちもあって、結局スワロフスキーのラインストーンも使いました。


光に透けるとこんな感じです。

木漏れ日っぽくない?と、ちょっとだけ自己満足。


上に重ねるアンサンブルワンピースは、デザイン画の通り制作していたのですが、

オーガンジーは張りの出る生地なので(しかも2枚重ね)、合わせると〇〇〇〇教の法衣のようになってしまいました泣(不細工になってしまった衝撃から、写真を撮るの忘れました)


・・・ってことで、このアンサンブルワンピはボツとなりました。(この後、フランシスコとして生まれ変わります)


代わりにフード付きカーデのような羽織を作りました。

こっちの方がアンダーに合わせるには断然可愛いです。




こうして、作品が完成しました。




先ほどボツになったワンピも、「こもれびドレス」として最初は生まれたもので、

どこにも出す訳にはいきません。

せっかくなので、もう一着ワンピを作り、アンサンブルとしました。

見た目はもうフランシスコではありませんが、ドレス名は「フランシスコ」です。



you&meの紫茉さん、貴重な機会をありがとうございました。

とっても楽しく制作出来ました。


紫茉さんのところのお嬢さん達のお写真も頂きました。

さくらちゃんも深矢美(みやび)ちゃんもとっても可愛くて、

美しく素敵な写真で感激しました。

FIGAROとかのファッション誌開いたら出てきそうな雰囲気です( *´艸`)



ほんとにかわいくて素敵~( *´艸`)

紫茉さん、ありがとうございました。




111 views0 comments
bottom of page